クリエイター直伝!新作が登場した「3Dアート動物園」でおもしろ写真に挑戦!

クリエイター直伝!新作が登場した「3Dアート動物園」でおもしろ写真に挑戦!

冒険レベル

2021年夏、とべ動物園内の「3Dアート動物園」に新しい仲間が3種類加わり、全9種類になりました。なかでも最新作の「ワニ」は、休園明けの9月14日(火)からお披露目となります。

その見どころや、おもしろ写真撮影のコツなどを、「3Dアート動物園」を手がけたクリエイターの隅川雄二さんに教えていただきました。※記事内写真提供:隅川雄二さん

多方面で活躍するクリエイター

「3Dアート動物園」を描いたのは、イメージビルダー・テクニカルイラストレーターの隅川雄二さん。イラスト、造形、デザインなど多岐にわたり活躍するクリエイターで、2021年にスタートした「みんなの道後温泉 活性化プロジェクト」では、「だまし絵・歴史絵巻」を手がけています。

隅川さんの作品は、「道後温泉別館 飛鳥乃湯泉」塔屋上の「白鷺」と大広間休憩室の「新・道後温泉界隈之絵図」や、銀天街と大街道の間にあるタヌキのモニュメントなど、松山市のいろいろな所にあります。きっと「あ、見たことある!」という方も多いのではないでしょうか。

そんな隅川さんが、遊び心をスパイスに動物への愛情を込めて描いた3Dアート動物園。そのからくりや、撮影のコツは・・・? 隅川さん、教えて下さい!

3Dアートのからくり

― なぜ立体的に見えるのですか?
3Dアートは目の錯覚が起きるように、遠近法などをうまく利用して描いています。実は片目だけで見た方がより立体的に見えるので、両目と片目で見え方の違いを試してみるのもおもしろいです。

― 目で見るより写真の方がより立体的に見えるのはなぜ?
人間の目は、脳が平面図に描かれた絵であるということを認識している状態で見るためバイアスがかかってしまいますが、カメラは素直に見たままを捉えるため、写真の方がより立体的に見えるのです。

おもしろ写真撮影のコツ

― どの場所から撮影すればいいですか?
どのアートにも、最も立体的に見えるポイントにマークがあるので探してみて下さい。

― 撮影に適した天気や時間帯は?
光の当たり具合で見え方が違ってくるため、曇りや雨の日が最適です。晴れた日なら、開園直後や閉園前よりも、太陽が真上にある時間帯がおすすめです。

― おもしろいポーズを思いつきません・・・
どのアートにも遊び心が隠れています。それを見つけ出し、動物たちとどのようにものがたりを作って、どんなポーズを取るか、想像力と創造力をフル回転させて、撮影を楽しんで下さい。

― 隅川さんのおもしろ写真を見せて下さい!


2021年夏の最新作のワニは、本物とほぼ同じ大きさで描いています。頭をかじられるのはお約束のポーズ。ほかにも思い描くポーズがあるのですがそれはヒミツ。ぜひ色んなポーズにチャレンジしてみて下さい。


カンガルーの強烈なキックを、必死で受け止めてみました。演技力もおもしろ写真には欠かせない要素です。俳優になりきって挑んでみて!


2021年夏の新作「ライオン」です。暑い日、子どもがライオンにかき氷をあげている姿を偶然見かけ、保護者の方の了承をいただいて撮影しました。子どもの何気ない仕草が、思いがけない構図やストーリーを生み出すこともあります。

目で見て楽しむ要素にも注目!

― 新作の「ジャガー」はなんだかドキドキするのですが・・・
2021年夏の新作「ジャガー」は、どこから見ても視線が合うように描いているので、歩きながら見ているとジャガーもずっとこちらを見続けます。
それがジャングルでジャガーに狙われているかのような感覚に繋がるのか、不思議とドキドキしてくるようです。少し見つけにくい場所にあるので、ふと見つけた瞬間にもドキッとするかもしれませんよ!

― 作品に込めた遊び心をひとつ教えて下さい
ちょっとした遊び心が赤ちゃんピースの足下に隠れています。普通なら足下の氷には赤ちゃんピースが映っているはずなのですが、映っているのは・・・!? ぜひその目でピースの足下を確かめてみて下さい。

見て不思議、撮って楽しい「3Dアート動物園」は、園内の石垣や道路、壁などさまざまなところに描かれています。モデルになった動物の近くにあるので、全9種類を探し出しておもしろ写真に挑戦してみましょう!

 

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開催場所 とべ動物園
お問い合わせ ☎089-962-6000