いよいよお披露目!行動展示型の新アシカ舎
新型コロナ感染症対策のため臨時休園中だった愛媛県立とべ動物園が、2021年6月1日から再開しました。同時にリニューアルしたアシカ舎の公開もスタート!待ちに待った新しいアシカ舎と、最新情報をご紹介します。
光降り注ぐプールでアシカとご対面
リニューアルしたアシカ舎は、カリフォルニアアシカが生息する、カリフォルニアの暖かな海をイメージした開放感あふれる空間。水中のトンネルをくぐり抜けたり、階段を器用に上ったり、アシカの姿を水・陸の両方で観察できる行動展示型獣舎へと生まれ変わりました。
見学路にはスロープもあり、ベビーカーや車椅子での見学も可能です。
最大の特徴は、アクリルパネル越しにアシカと間近で対面できること。実はこのことは遊び好きのアシカたちにも嬉しいことなのだと、担当飼育員の高市敦広さんは話します。
かしこいアシカは遊びじょうず
水族館ではアシカショーをこなすほどの高い知能を持つカリフォルニアアシカ。「楽しむ」ことをよく知っている遊びじょうずな動物で、人に対しても興味津々で近づいてきます。
アクリルパネルの前に立つと、アシカたちは「なになに?」とばかりにこちらを観察。手を動かしてみせると、手を追ったり、口を開けてガブッとする仕草をしたり、表情豊かに遊び相手をしてくれます。
時には「ゴボッ」と大きな音をたてて、息をブクブクと吐き出す姿が見られることも。これまでの獣舎では味わえなかった、行動展示型獣舎ならではの人もアシカも楽しめる魅力があふれています。
人気のエサやりも体験しよう
アシカ舎のもうひとつのお楽しみはエサやり。そばに300円でエサのアジを販売する自販機があり、販売中であればいつでも体験できます。
※エサの販売はアシカの体調などにより休止の場合あり
エサがもらえそうな雰囲気を察すると水面から顔を出し、「私にちょうだい!」とおねだりする姿がとってもキュート。満腹の時はもらったアジで遊び始めることもあるので、エサをあげたあとの観察も楽しいですよ。
新しい仲間が加わり、赤ちゃん誕生に期待!
とべ動物園で暮らすアシカはタエコ・ソラ・ココアのメス3頭でしたが、2021年5月18日に名古屋市東山動物園からオスのザロが仲間入りしました!
お婿さんがやってきたことで、今後は赤ちゃんアシカに期待が寄せられます。ザロが新しい環境になじみ、メスたちと仲良くなれるよう見守って下さい。
完成したばかりのアシカ舎ではさまざまなイベントを計画中で、毎年夏と秋に開催される「夜の動物園」ではライトアップが予定されています。幻想的な雰囲気に包まれたアシカを眺めるのが、今から楽しみですね!
開催場所 | とべ動物園 |
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その他 | ※新型コロナ感染拡大防止のため、アクリルパネル展示場への入場を制限させて頂く場合があります。ご了承ください。 |