祝21歳!いくつになってもキュートなピースに会いに行こう
ホッキョクグマの人工哺育日本記録を持つとべ動物園のピースが、2020年12月2日で21歳を迎えました。
今回はピースの1歳までの成長の記録を、貴重な写真とともに振り返ります。21歳を記念して発売された、素敵な記念グッズも合わせてご紹介します。
生まれてすぐ人工哺育に
ピースが生まれたのは、1999年12月2日。680gの元気なメスの赤ちゃんでした。初産だった母親のバリーバがなかなか落ち着きを取り戻さなかったため、人工哺育に切り替えられました。
ピースのお母さん代わりを務める、飼育員の高市敦広さんとの奮闘の日々の始まりです。
最初の壁はミルク探し
当時はホッキョクグマの国内での人工哺育の成功例がなく、すべて手探りの状態。アザラシ用のミルクをあげてみると、お腹を壊してしまいました。
「早くミルクを見つけないと死んでしまう」。高市さんは、つぶさにピースを観察しながら試行錯誤。健康状態を良好に保てるミルクの配合を見つけ出すことに成功し、小さな命に希望の光が差しました。
夜は高市家にホームステイ
ホッキョクグマの赤ちゃんは病気に弱く、片時も目が離せません。高市さんは勤務が終わると自宅へピースを連れ帰り、寝る間もなく24時間つきっきりで世話をしました。
ふたりの絆はどんどん深まり、ピースにとって高市さんはお母さん同然の存在になりました。
鳴きに鳴いた「ひとりだち」
生後105日で体重が15kgになったピース。そろそろ高市さん宅でのホームステイを卒業し、クマ舎で暮らす時期を迎えました。
クマ舎に入り、大好きな高市さんの姿が見えなくなると声が枯れるまで鳴き続けたピース。ひとりで過ごすことに慣れるのは、ピースにとって最初の試練でした。
暑さしのぎに水泳は必須科目
ホッキョクグマはお母さんから泳ぎを教わりますが、ピースは高市さんが泳ぎの先生。顔を水につけることから始め、暑い夏を迎える頃には、泳げるようになりました。
甘えん坊の得意技は「チュッチュ」
甘えながら高市さんの腕を「チュッチュ」と吸うのが大好きだったピース。大人になった今も、ご機嫌な時は口を「チュッチュ」させるキュートな仕草をみせてくれます。
この甘えん坊な性格が、いくつになっても愛らしさを保つ秘訣なのかもしれませんね。
毎年多くのファンが駆けつける誕生会
大人になってからも持病のてんかんなどいくつもの壁を乗り越え、ピースは2020年12月2日に21歳の誕生日を迎えました。毎年12月上旬には誕生会が開催され、多くのファンがお祝いに駆けつけます。
誕生会での見どころは、氷をベースにしたフルーツたっぷりのお誕生日ケーキ。毎年どんなケーキが登場するか、ピースも楽しみにしていることでしょう。
(2020年の誕生会は、コロナウィルス感染症対策により中止になりました。)
毎年誕生日を記念した限定グッズも販売されます。21歳の記念グッズは愛媛県産真珠のピアスとイヤリング。耳元で揺れる上品な輝きのピースが素敵です。
ほかにも砥部焼の「すこし屋」さんとコラボした豆皿など、ピースグッズはたくさんあります。動物園を訪れたなら、売店もぜひチェックしてみて下さい。
オリジナルグッズは公式サイトで通販もできます。
https://tobezoo.ocnk.net/
ピースの人工哺育の膨大な記録は、国内でのホッキョクグマの繁殖に生かされています。後輩ホッキョクグマのためにも頑張っているピースを、これからも応援してね!
とべもりジップライン も予約受付中
予約はこちらから
https://www.i-kodomo.jp/zipline/
その他 | ピースの貴重な成長記録や、誕生会の様子は動画で見られます。 https://www.tobezoo.com/peace/video/ |
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